先日の”食品衛生責任者講習”。2時間30分余り、途中10分休憩を挟んでの長丁場。時間が経つうちに周りを見渡すとチラホラ瞑想中(?)Zzz.。o○。担当官は気づいていることだろうが、そこはおかまいなしに講習は淡々と進められ、、「え~、では最後に10分間のDVDを観ていただいたら講習終了となります。」、「皆さん大分お疲れのようですが、顔を上げてしっかり観てください。」チクッとイヤミのジャブを放った後、カチカチ..チャカチャカ..開始すべく装置を操作するも、いっこうに動画が始まらない。「え~、何だか調子が悪いのでDVDは無しにします、お疲れさまでした(汗)」...えっ!全然いいけど、びっくりなハプニング。尻が痛くなっていたのでちょっとラッキーかも。
「講習の方は終わりですが少しだけお話を、、、。」講習終了後、日本盲導犬協会の方から飲食店内における補助犬の理解を深めていただきたい旨の説明を受ける。かたわらには7歳メスの”アイちゃん”がおとなしく寄り添っていて和む。話の詳細は割愛するが端的に言えば補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)は『身体障害者補助犬法』や『障害者差別解消法』に基づき飲食店、スーパー、ホテル、交通機関などにおいて障害者との同伴を法令で認められているのだと言う。理解(知識)の無いレストランや鮨店などからは衛生上の理由からとして入店を断られたり、店に居合わせた客から後でクレームを寄せられることなどが往々にしてあるのだとも。かく言う小生もザックリはわかっていたつもりだったが、話を聞くうちに実はまったくと言っていいほど理解に至っていないことを思い知った。。主管は厚労省とある。ならば、こんな小さな講習会でチマチマ説明するよりも国主導で民間の”ACジャパン”(*下述)なんかを活用してメディアで周知を図った方が手っ取り早く世の中に広く認知が広まるのに。良い法令をせっかく作っても活かされていないのでは障害者視点で思えば本当に由々しきこと。お役人さまのこれまた怠慢とまでは言い過ぎかもしれないが法令周知の本気度が感じられず残念。”食品衛生者講習”は少々アクビものだったが(失礼)、補助犬の話は手短かだったが有益で知るにいたる良い機会をいただいた。帰り際、床にひれ伏している盲導犬のアイちゃんをしゃがんで撫でようとしたご婦人がいたがセラピー犬ではないので、そのようなことはしてはいけないのだと。見つめたり話しかけたりも同様だと。。やっぱりこれは周知の方法を考え直した方がいいと節に思った次第。【*ACジャパン】広告を通じて社会に広く問題の提言を発信。住みよい社会の実現を目指す団体。