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中学陸上全国大会・2024

福井市で行われている中学生の陸上競技全国大会。100mには”ゼッケンNo.421”地元期待の星である気仙沼の畠山一気選手が出場。ネットで生配信すると言うことで小生もかぶりつきの観戦。画像は各選手、出走直前のスタート合わせ。青のユニホーム、こちらに向かって走り込んでいるのは、ひときわ筋骨隆々の一気選手。

きのうの予選は8組めに登場。やや流しながらも10秒77で組順ダントツの1着。予選160人中では2番めとなる好タイム。

今日午前に行われた夢舞台の決勝。注目の推し、畠山一気選手は向かって右から6番目の6コース。お隣7コースは細身の体ながら10秒46,中学記録タイトルホルダーの小寺選手。

いよいよスタート。観ている方もドキドキ。。ピストルの号砲が鳴ったものの、、、、

フライングを告げる2度目のピストルが鳴ってスタートのやり直し。気を静めるようにスタート位置に戻る選手たち。

やって来た係員が6コースの前で立ち止まった。失格(赤黒カード)の宣告を受けたのは、まさかの畠山一気選手。観客席からは何とも言えないどよめきが。。

まさに茫然自失。全国大会、決勝レースでの失格は規則とは言えあまりにも可哀想すぎる。。スタート時の動画を何度も拡大して見返したが目視では動作的にフライングしたようには全く見えない。と言うことは、恐らくスターティングブロックが規定反応を検知したことにより不正スタートと判断されたと思われる。スタブロは今や進化したハイテク機器。スタート時の微細な足の圧力を検知して判定信号をケーブルを通して装置に伝送される。なので、当の本人もフライングの意識が無いので状況が理解できないでいたと思う。

予選タイムは10.77だっただけに悔やまれるところだが、一番ショックを受けているのは言うまでも無く当の本人。しかし、これも人生の試練と思って糧にしてほしい。これから一層の飛躍を願って心からエールを送りたい。結果は失格とは言え、今年の全国3番の記録はまぎれもない偉業。胸張って気仙沼に帰ってきてほしい。「一気くん、ガンバ!」。