気仙沼のふかひれ屋さん 気仙沼のふかひれ屋さん
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人工ふかひれ

ネット販売で散見する『人工ふかひれ』。ひと頃ほどではなくなったが、それでもたまに見かける。人工ふかひれが世の中に登場して、かれこれ20年は経つだろうか。出始めの頃はとにかくひどかった。目新しさに激安も手伝って外食店などで本物と称して使うところや加工品が続出。気仙沼でさえ使っていた店があったほど。当時、地元で『ふかひれ姿煮ラーメン』を1,800円』で提供していた店があった。姿の人工モノは当時、原価1枚100円ほどなのでボロもうけ。店主に問いただしたら、悪びれることも無くあっさり認めた。それからほどなくしてそのラーメン屋は閉店。狭い土地柄ゆえ、悪評が立たないうちに、と思ったのだろうか、仙台に移転してしまった。──画像のネット販売されていた『気仙沼産ふかひれ丼の具/¥1,620』。これも間違いなくイミテーション。人工特有の形状とへたり感が特徴だが一般消費者には、まず判別がつかない。何しろ本物より見た目も立派、食感も本物そっくりなので手に負えない。そもそも本物であれば有り得ない価格。尾ビレをバラした筋糸は、気仙沼相場でkg/40,000円を下らない。商品1食(袋)は、少なく見積もって50gとすれば、ふかひれだけの原価だけで2,000円。よって表記の販売価格1,620円はウソ決定!(赤字で売れば別だが。)先日のコト。とあるテレビ番組で紹介していた中華レストランの『ふかひれあんかけチャーハン』。たまたま録画していたので見返すと、これまた見事な人工モノ。人工ふかひれ爆盛り。100g使っても原価は100円ほど。なので1,260円はボッタクリ。お客さんたち、「ふかひれタップリ、うまいうまい♪」を連発。、、ニセモノ食わされてウマイウマイって、はぁ~、これってなんだかなぁ・・・(-。-)##