お得意先であるホテルへの配達を終えて、いつもは素通りする帰り道をサラッと散策。海岸通りに3.11震災で流出した歌碑が復活したとのことで寄ってみた。ま近かに見るスクリューのでっかいこと。ポール(船の煙突?)の先にあるのはウミネコのモニュメントだろうか。ん~、なんか微妙....。歌碑下、緑のボタンを押してみると、お馴染みのフレーズで森進一の歌声が流れてきた。秋の澄んだ湾風に浸り、しばし聴き入る。文句を言う訳ではないが音質がいまひとつでチト残念。まるで昭和のポータブルレコードプレーヤーのよう。欲を言えば曲の冒頭に、森進一の気仙沼に思いを寄せた音声なんかが入っていたらグッと引き立つのになぁ、なんて勝手なことを思った次第。停泊しているサンマ船の向こう岸には去年、NHK朝ドラの舞台となった赤い柵が映える地元民には馴染みの神明崎。見慣れ過ぎている風景も、立ち止まれば色々な感情や思いが湧き出るものだと感じた20分余りの散策。